Jun Aoki

Tea for Two    青木 淳

二人で飲む紅茶。もうしばらく、暖かさが残ればいいのに。ポットにはティ・コジーがある。カップには、ソーサーがある。掌で包んでいるように、ソーサーがカップを下から包む。軽く、薄い茶碗。お茶だけが空中に保たれいるような。そのお茶を、添えられた把手でつかむ。部屋のなかあるいは庭。そこにいる二人。手と指と、そこからちょっと離れたお茶の塊。人と紅茶のそんな景色。